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現地観戦コラム

2021年ウィンブルドンとロンドン市街の様子を
現地観戦を通じてみなさまにお届けします。
(Vol.1〜Vol.7)

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Vol. 3

【ロンドン在住ライター現地コラム】ウィンブルドン街歩き!テニスの聖地を満喫するなら「ウィンブルドン・ヴィレッジ」へ

6月28日、テニスファンの聖地ウィンブルドンに、2年ぶりとなるウィンブルドンテニスが帰ってきました。

今年は当日券販売が中止。トップ選手たちは皆、テムズ川をはさんで国会議事堂(ビッグベン)の向かいにあるパーク・プラザ・ホテルに宿泊を命じられるなど、新型コロナウイルス後初の大会として様々な変更が加えられた今回。人の流れも、例年に比べるとかなり変わりそうです。

■緑の多い美しい道「ウィンブルドン・パーク・ロード」

ウィンブルドンは、ロンドン南部の緑豊かな郊外の街。ロンドン市内のホテルに宿泊し、テニス観戦へ行く場合は、地下鉄や国鉄を利用してアクセスします。

いくつか行き方があるなかで、最も便利なのは地下鉄ディストリクト線のウィンブルドン行を利用する方法。

駅の販売機でプリペイドのオイスター・カード(Oyster Card)を£5(約765円)で入手しチャージすると、ロンドン市内と近郊の地下鉄、バス、国鉄の乗車に利用できます。

地下鉄ディストリクト線のウィンブルドン行を利用する場合、最寄駅はSouthfields (サウスフィールズ)。次に近いのがWimbledon(ウィンブルドン)駅です。

ウィンブルドン駅

   ↑ウィンブルドン駅

サウスフィールズ(Southfields) で下車する場合は、駅を背にしてウィンブルドン・パーク・ロード(Wimbledon Park Road)右側の歩道をまっすぐ20分ほど歩くと、会場入り口に到着(道は途中からチャーチ・ロード『Church Road』と名前が変わる)。大会期間中はたくさんの人がこのルートを歩くため、人の流れについていけば問題なく着けるでしょう。このルートは、平坦で緑の多い美しい道を歩いて会場入りできる、最も便利な方法です。

最寄駅サウスフィールズのプラットフォーム1

   ↑最寄駅サウスフィールズのプラットフォーム1

最寄駅サウスフィールズのプラットフォーム2

   ↑最寄駅サウスフィールズのプラットフォーム2

ウィンブルドン(Wimbledon)で下車して徒歩で行く場合は、30分ほど坂道を上り、また下るなど、強い足腰が必要。女性の場合、ハイヒールは厳禁でしょう。もちろん、駅からロンドン名物の黒塗りタクシーや、会場行きシャトルバスを利用する方法もあります。ただ、込み合っていて、乗車と到着までに時間がかかることもあるので要注意。

ウィンブルドン駅から徒歩20分。坂道を下ると突如見える会場

   ↑ウィンブルドン駅から徒歩20分。坂道を下ると突如見える会場

■テニスの聖地を満喫するなら「ウィンブルドン・ヴィレッジ」

テニスの聖地ウィンブルドンらしさを満喫するなら、ウィンブルドン駅周辺と坂を上った所にあるウィンブルドン・ヴィレッジ (Wimbledon Village)エリアの散策がマスト。駅周辺には会場行のバス発着所あり、大会プログラム冊子の販売所あり、テニス観戦者へ無料の景品を配る企業もあります。

ヴィレッジ脇に広がる公園ウィンブルドンコモン

   ↑ヴィレッジ脇に広がる公園ウィンブルドンコモン

ヴィレッジ周辺からのスカイライン

   ↑ヴィレッジ周辺からのスカイライン

駅を背にして、目の前の大通りを右に向かった先にある長い坂道ウィンブルドン・ヒル・ロード(Wimbledon Hill Road) を登りきると、ウィンブルドン・ヴィレッジ(Wimbledon Village)に到達。

ウィンブルドン・ヴィレッジのショップは飾りも大会仕様

   ↑ウィンブルドン・ヴィレッジのショップは飾りも大会仕様

坂を上ってすぐ左を見ると、スーパーTESCO(テスコ)の小さな店舗もあります。ここは2017年の大会期間中、ラファエル・ナダル(スペイン)選手が夜一人でダイエット・コーク6本を買いに行き、セルフレジの使い方が分からず困っていたところ、隣にいたテニスファンに助けてもらったことから世界的に有名になりました。

ナダル選手がコーラを買ったスーパー

   ↑ナダル選手がコーラを買ったスーパー

ナダル選手がコーラを買おうと苦戦したセルフレジ

   ↑ナダル選手がコーラを買おうと苦戦したセルフレジ

ウィンブルドン・ヴィレッジ (Wimbledon Village)は、18世紀中頃にダイアナ妃のご先祖様である初代スペンサー伯爵が、この地の荘園の領主になって以来栄えた場所。その後ヴィクトリア女王時代の19世紀に鉄道駅が作られ、さらなる発展を遂げました。

そのため、ヴィクトリア時代の古い建物が多く残っており、その1階部分がカフェやパブ、レストラン、ブティックになっています。

パブの飾りつけ1

   ↑パブの飾りつけ1

パブの飾りつけ2

   ↑パブの飾りつけ2

大会期間中はこれらショップのウィンドウに、テニスをテーマにしたディスプレイが施され、道行くテニスファンを楽しませてくれます。

ヴィレッジのペットショップ

   ↑ヴィレッジのペットショップ

ヴィレッジのお店のウィンドウ・ディスプレイ

   ↑ヴィレッジのお店のウィンドウ・ディスプレイ

Sale中のウィンブルドン・ヴィレッジ、ディスプレイ

   ↑Sale中のウィンブルドン・ヴィレッジ、ディスプレイ

乗馬クラブ入口もテニス仕様に

   ↑乗馬クラブ入口もテニス仕様に

コロナ禍に見舞われる前の大会期間中、有名選手はこのエリアと会場の間に多く建っている戸建ての豪邸を短期借りして、家族ともども滞在。朝に会場まで歩いて通うことが、ほとんどでした。以前は夜、ヴィレッジのレストランで食事する有名選手を多く見かけたものです。前述のナダル選手も、これらの豪邸から自転車に乗って、スーパーへ買い物に行っていました。

7つの海を支配した時代の古い建造物と、豊かな緑に覆われる街ウィンブルドンとウィンブルドン・ヴィレッジ。その眺めは、日本をはじめ世界各国から来るテニス選手やテニスファンを、今日も魅了し続けてやみません。

アンジェラ加瀬

アンジェラ加瀬

86年よりイギリス、ロンドン在住のジャーナリスト、写真家、翻訳家。東京青山にあったワールドビジュアルライブラリーの記者、カメラマンとして英国内の都市再開発、ホテルやマナーハウスの取材・撮影を担当。現在は英国ロイヤル・バレエ、バーミンガム・ロイヤル・バレエを含むイギリス5大バレエ団の作品、公演・ダンサーを舞台評、記事、写真などで日本に紹介。翻訳本「バレエ・ストーリーズ」など出版(文園社)。

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